知っておきたい土地探しのポイント

土地探しってなかなか難しいですよね?
ウッドノートのお客様でも、「5年以上かかってようやく希望の土地が見つかった」なんて方もみえるくらいです。
では、土地を探すときに皆さんどんな事を重要視しますか?

・公共交通機関や通勤時間等の交通や生活の利便性
・学校区等の教育環境
・自治体の行政サービス
・周囲の環境
・都市計画区域の用途地域等の建築条件
・洪水や災害の危険性

といったところではないでしょうか?

こういったポイントは不動産業者や建築業者に聞いたりネット検索しても解りますので省略させて頂き、今回は実際に資料や現地調査では解らない重要なポイントをお教えしたいと思います。

地名に隠された自然災害の危険性

これもよく言われる事ですが、地名にはその土地の歴史を現したものが少なくありません。
たとえば
「池」「沼」「池」「川」「田」等の水に関係する字が町名等にある場合、過去に川や池・田圃だった可能性があり、水害の危険性か地盤が軟弱な場合もあります。
「谷」「窪」「芦」「葭」等は低地や湿地だった可能性もあります。
ただ、地名の変更になっている場合がありますので図書館等で古い地図等で確認する必要があるのですが、なかなか図書館まで出向いてというのも面倒ですよね?
私はもともと土木の技術屋だった事もあり地形や地質には興味があったんですが、ある日こんなサイトを発見してしまいました。

今昔マップontheweb

↓の画像の様に1888年~1996年までの地図と現在位置をgoogleマップ上で比較できるサイトなんです。

この地図を見ても解る通りウッドノートのある高浜市は河川に沿って土地の低い田圃が多く、年代を追う毎に田圃が工場や宅地に変化していったのも解ります。

でも、昔田圃だったから全てが悪いという訳では無く、現在の建設技術であれば適切な地盤調査&改良を行えば不等沈下を防ぐこともできますし、地盤の保証も付きますのでそんなに心配される事はないと思いますが、業者によっては地質に合わない地盤改良を勧めてくる所も少なくありません。

住宅建築の際に行う地盤調査は一般的にスウェーデン式サウンディングという方法が多いのですが、この方法だと地質はスクリューロッドの回転音で推測するしかなく正確な地質データが得られる訳ではありません。
こういった時にこの「今昔マップ」で過去のその土地がどうだったのかでより性格に地質を推測する事もでき地盤改良の方法の選定に役立ちます。

土地選びをされている方だけでは無く、この「今昔マップ」は見ているだけでも楽しいので皆さんも一度ご覧になられたらいかがでしょうか?