七輪で遊ぼう!~コーヒー焙煎編~

ゴールデンウィーク

おうちカフェをよりグレードアップさせるために色々と作戦を練る・・・

コーヒーは挽きたて淹れたてが美味しいというのはよく知られてますが、いままで使ってた手挽きのミルは時間がかかって面倒なのと粉の粒度が揃わないので珈琲の味がイマイチということで、プロが使う様な電動ミルの導入を企む。

情報収集すると、業務用ミルの性能そのままに小型化した富士珈機という業務用珈琲器具専門メーカーの「みるっこ」という商品が良いらしい・・・が、お値段が5万円弱と結構なもので・・・

そんな高価なミルを買うのも気が引けるので、まずはヤフオクにて色々と物色すると・・・・部品が壊れた同じ富士珈機製の業務用ミルが格安で出品されてるのを発見!

オークションの説明だと壊れた部品はメーカーから数百円で手に入るとの事だったので、分解清掃ついでに修理すればいいやと思い落札!

フジローヤル R-440

数日後到着し、早速分解!

が、このコーヒーミル一応現行機種なんですが、昭和40年代から販売されている超ロングセラーモデルで今回購入した物も軽く30年は経っている代物で、部材が固着して分解にはてこずりました。

でもなんとかバラせる所は全部バラして分解、修理、点検、清掃!

年式は古そうで内部の汚れは結構しぶとかったんですが、肝心のコーヒー豆をすりつぶす臼の状態は良い感じです。ここを新品に交換すると本体を買った値段以上にお金が掛かってしまうので一安心!オークションってこういう所が怖いんですが、点検清掃済みの商品は高いんで、ある意味賭ですよね。
またそれが面白いトコなんですが・・・(^_^;

再び組み立てて完成!業務用だけあってサイズも迫力がありますが・・・(^_^;早速コーヒー豆を挽いてみます。

流石業務用!粉の粒の大きさも揃って良い感じです。

早速ドリップしてみたんですが

今までの手挽きのミルとは比べものにならない位クリアで、正にプロの味!ようやく家で満足いくコーヒーを淹れる事ができました。

コーヒーミルが完璧になれば、以前からやりたかった七輪を使った炭火直火焙煎にチャレンジしたくなって、早速行きつけのお店で生豆を購入&焙煎の相談

コーヒー屋さんのアドバイスで焙煎で一番失敗の少ないメキシコをチョイス!早速焙煎してみようと思います。

いつも使っている成形備長炭を白くなるまできちんと熾して、熱が横に逃げない様に上置きを逆向きに設置して準備完了!

温度データもしっかり取る為に焙煎用の手網に温度計を装着できるようにしていよいよ焙煎開始!

七輪の炭火の上でひたすら手網を降り続けるんですが、1分毎に温度を記録し、その間も手を止めると煎りムラの原因になったり、炭火から遠ざけると豆の温度が下がり美味しくなくなちゃうそうなので片手で手網をひたすら振り続けて、タイマーをみながら片手で温度を記入してと慌ただしくする事10分

途中温度計の表示が消えちゃったり、表示が華氏にかわっちゃたりで正確な温度は測れませんでしたが何とか焙煎完了!

初めてにしては良い感じに焙煎できたと思うんですが、どうでしょう?

でも、コーヒー独特の良い香りがせずに、なんだか落花生を煎った時のような臭いが・・・

後で解った事なんですが、焙煎したてのコーヒーってこんな感じの香りで徐々にコーヒーの香りになっていくんですね。

そんな事も知らずに、温度がいけなかったのか最後にもう少し炙って香ばしく仕上げないといけなかったのかとか色々原因を考えながら、今度は1分ほど長く焙煎してみようと2度目のチャレンジ。

右が最初に焙煎した物で、左が2回目の少し深煎りにしたもの。

豆の色だけでみるとやっぱり最初の方が良い感じです。

焙煎してすぐは美味しくないと言うので、ホントは3日目が一番美味しいというけど、待ちきれずに翌日飲み比べをするのにコーヒー豆の容器を空けてみるとちゃんとコーヒー豆の香ばしい香りがします!

どんな味なんだろう?はやる気持ちを抑えながらいつもの様に丁寧にドリップして・・・

飲み比べ

最初に焙煎したのは意外にというか普通に旨い!
でも2回目のちょっと深煎りにしたのは、少し苦みが強くて旨みが飛んじゃった様な感じだけど全然飲めない事はなかったです。

自画自賛だけど、初めての焙煎にしては上出来じゃないかな~

後で温度データをチェックしてみると炭火の遠赤外線で熱の通りが早いのか、温度の割に焙煎が早く進んでいる様な感じがします。

コーヒーの味はまぁまぁ満足のいく物だったんで、なんとも言えないけどもう少しゆっくりめで焙煎した方が良い感じもするので次回ははじめ少し炭火から距離をとって焙煎してみようかと思います。

自家焙煎は炒りたてのコーヒーの飲むためではなく、自分の好みで豆を焙煎するためにする事なんですが、コレがまた奥が深いというか拘り出すとキリがないというか・・・

でもまたこれで新しい七輪の遊び方を覚えてしまったんで、しばらくは七輪焙煎にハマっちゃいそうです。