突然ですが、私は大のお酒好き・・・
特にどんな酒類というわけでもなく、料理や場面に合わせて美味しいお酒を飲むのが好きなんです。
そんなお酒好きの私が昨年出会ったお酒がこれ
このお酒の原料米を作ってみえる方が知り合いで、昨年醸造されたお酒を予約購入させていただいたのですが、蔵出しが4月末ということもあり旬のアサリと合わせたらそれはもう美味しくて美味しくて・・・
こんな個性あふれる美味しいお酒を造る酒蔵に一度訪れてみたいなあと思っていたら、年に1度酒蔵開放をしてると聞き良い機会だったので常滑市まで車を走らせました。
が・・・なんだか様子が変です。
受付横の喫煙所には酒臭いおっさんが何人かタバコをふかしてましたが酒蔵の方の姿がみえません・・・
ようやく法被を着た人を見つけて
「受付はどこですか?」
と聞いてみたら
「酒蔵開放は3時で終わりましたよ」
時計をみたら3時15分・・・
せっかく来たのでお土産でも買っていこうと思いましたが、酒蔵開放で忙しいらしく売店もやっていなかったので、とぼとぼと岐路につきました。
が、こんな事で限定の「しぼりたて生原酒」を諦める私ではありません。
幸いにも酒蔵開放は次の日もあると言う事で気を取り直して翌日リベンジです。
連日常滑まで車で行くのも芸がないと思い、幸い天気も良かったので愛車のクロスバイクを駆りいざ
「知多半島横断こころ旅」へ・・・
ゆっくり走って1時間ほど・・・向かい風と登り坂が少しキツかったんですが、お昼前には無事とうちゃこ~
受付で入場料を500円払いこんな素敵なお土産を頂き・・・
いざ入場!順路に従って進むといきなり貫禄のある方がお出迎え
ダンジョンに入ったらいきなりラスボス登場という感じです(^_^;
お顔も存じ上げなかったのですが、運良く名刺交換させていただき昔ながらの道具と方法による澤田酒造さんの酒造りに関しての熱いお話を聞かせていただきました。
会長曰く、いたずらに販路を拡大するのではなく地元の方に愛されて末永く呑んでいただける様に効率だけを追い求めずに昔ながらの製法にこだわった酒造りを行っているとの事・・・それは効率と経済性だけを求めた家造りを良しとしない私の考えにも共通する事で、澤田酒造さんのお酒を飲んだ時に感じた何かを実感できた瞬間でした。
その後酒蔵の中を一通り見学した後少し並んで当日限定の直汲み酒の整理券もゲット!
酒造りの話を聞きたかったのもそうですが、実はこれも目的の一つでしたので一安心(^.^)でも300本限定なので結構ギリギリでした(^_^;
二つの目的を達成できたのですが、またまた運良く受付先着10名の「蔵元が語る蔵のこだわり解説」にも参加
解説会場には六代目の澤田薫氏がホワイトボード等の準備をされていましたが・・・
結局はこのお方の解説でした。
まずはお酒の種類から解説
次に日本酒の原材料、酒米の解説を経て
こだわりの製法のお話になると・・・
だんだんヒートアップしてきて・・・
ホワイトボードはもうなんだか訳がわからなくなってきましたが・・・(^_^;
澤田会長の酒造りへの「熱い想い」は痛いほど伝わってきました。
老舗の酒蔵に学ぶ 信念をもった仕事
住宅建築もそうですが、流行や経済性で工法や建材は年々変化してきました。
確かに品質の安定性を求めると工場生産品を使い現場での作業はなるべく少なくする事は悪いことではないと思います。が、それでは均一のつまらない家ばかりになってしまいます。
私達が目指す住宅もハードウェアという「物」としてでなく、そこにある「暮らし」というソフトウェアを重視していますので、流行に左右されず昔から地元の人の為に変わらない酒造りをされている澤田酒造さんの姿勢は共感できる部分が多くありました。
本当に大切な事を忘れずに何代にもわたって「こだわり」を持ち続ける
なかなかできる事ではないと思いますが、信念を持って良い仕事をする大切さを実感できた今回の酒蔵訪問でした。
おまけ
限定酒以外にも酒蔵開放日のみ販売の樽酒やにごり酒、酒粕等自転車で来たことを忘れて調子に乗って沢山買い込んで岐路につきましたが、子泣き爺の様に次第にリュックが重く感じる様になり・・・・帰り道は地獄でした。来年からは購入したものは宅配で送ろうと誓った今回の旅?でした(^_^;
先日天然寒ブリの刺身が手に入ったので、300本限定の「糟場限定直汲み生原酒」で美味しく頂きました。
やっぱり魚には日本酒があいますね~(^.^)