七輪のススメ

寒い冬も終わりようやく春の訪れを感じられる季節になりましたね。昼間に上着を着なくても良いくらい暖かい日は、お庭で「お外ごはん」でもいかがでしょうか?

今日は私も愛用している最強のアウトドアグッズ「三河黒七輪」を使った「お外ごはん」を紹介したいと思います。

三河地方は、江戸時代から続く”三州瓦”の産地として知られています。この地方には焼き物に適した粘土が多く産出し、瓦以外にも多くの焼き物が作られてきました。 七輪や植木鉢などの焼き物の生産も盛んに行われています。三河土の特性としては、熱にとても強く、七輪の原材料に適しています。また生産地の碧南市は港町ということもあって、舟の上でも使用できる様に内側は断熱性能の高い珪藻土、外側は強度と耐久性に優れた陶器製の七輪が作られる様になりました。昔はこの製法で七輪を製作する会社が数十社ありましたが、いまでは杉松製陶1社のみ、昔ながらの手づくりの逸品です。

七輪の優れた点はなんといっても保温性と燃焼効率の良さで、通常のBBQコンロに比べて少ない炭で長時間安定した火力を得る事ができる事です。

さらに、縦長の構造から上昇気流が発生し炭の燃焼に必要な酸素を効率よく供給できるためにBBQで一番面倒な炭火を熾す事も簡単にできてしまいます。

まずは火熾しから

新聞紙を1枚を棒状にねじった物を6~8本↑の画像の様に七輪の底に真ん中を空けて敷き詰めます。

その上に消し炭を同じ様に真ん中を空けて並べて、真ん中のスペースには燃えやすい様に軽くクシャクシャっとした新聞紙を入れて着火
真ん中のスペースは空気の通り道になるので炭が崩れて塞がないように注意します。

着火しやすい消し炭の上に同じ様に新しい炭をのせてあとはじっと待つこと20~30分!七輪の真ん中に空けた空気が通るスペースに上昇気流が発生するのでうちわで扇ぐ必要もなく基本ほったらかしで、着火しにくい備長炭でも簡単に火を熾す事ができます。

火が熾きるまで退屈なので、いつもはつまみをたべながらビールを飲んでいるんですが、とりあえず材料の下ごしらえをします。

といっても肉を適当に切って塩胡椒しておくだけですが・・・(^_^;

肉は赤身が大好きなので。今日は豪快に1kgちょっとのランプ肉の塊1kgを焼きます。このお肉とある所で激安で売っているですが、それはまたの機会に紹介します。

下ごしらえもホントは白いスジを綺麗に取っておくといいんですが、面倒なんでそのまま切って終わり!

七輪を見ると炭火が良い感じになってます。

少し炭の配置を直しただけで、ほとんど手をかけずに炭火を熾す事ができました。

さあ!いよいよ肉を焼きます。

極太のステンレス焼きアミの上に肉塊をのせて炭火で表面を炙り、ひっくり返しながら遠火でゆっくり焼いていきます。

表面が焼けたら中まで火が通る様に蓋をします。

この蓋は100均のステンレスボールに鍋蓋のつまみを付けた物です。蓋って結構重要なんですが、工夫次第でお金も掛けずにワンランク上のアウトドア料理が出来ちゃいます。

じっくり焼いてお肉に弾力がでてきたら焼き上がり!

アルミホイルにくるんで20~30分落ち着かせます。

肉を落ち着かせる間にちゃちゃと片付けを・・・

残った炭は「火消し壺」に入れて蓋をし自然消火させて消し炭を作ります。この消し炭があると火熾しが楽なんです。

この火消し壺も必須アイテムですね。

面倒な炭火の始末も簡単に終わり5分も掛からずに片付け終了!

まだまだ時間があるので、付け合わせに室内で水耕栽培しているベビーリーフを収穫して・・・

じゃーん!完成です。

中はロゼの完璧な仕上がり(^.^)もう一度表面を軽く炙って極厚のステーキでも良いんですが今回はローストビーフ仕立てにしてわさび醤油で赤ワインと一緒にいただきました。